シュタイナー園には、息を吐くように、息を吸うように、ゆったりとした繰り返しのリズムがあります。
活発に友達と関わり合い遊びを作りだす時間と静かに耳を澄ませる時間。活動から休息へ休息から活動へと生活が流れていく1日のリズム。そしてオイリュトミー、にじみ絵や給食作り、などの活動によって作り出される一週間のリズム。季節の移り変わりと共に過ごす1年のリズム。
このようにゆったりとした呼吸のリズムで過ごす園での生活が、子ども達の健やかな身体を作ることを助けます。
登園してきた子どもを保育者は喜びをもって受け止め、一人ひとりの子どもとの朝の出会いを大切にします。
柔らかな光でおおわれた保育室が、子どもたちの初めての共同生活を支えます。
遊びの時間はなにより大切です。
おもちゃや衝立、椅子などを自由に使って、自分のやりたいことを全身で表現して遊びます。
園に慣れてくると、一人ひとりの個性が発揮されるようになります。また、友達との関りの中で協力したり、我慢したり、うれしい事も悲しい事も経験します。社会生活の中で必要な力が育つはじめての機会です。
その子、その子の今日の様子を教師はしっかり観察します。
縦割り保育が基本。共に遊び、共に成長する中で社会性や優しさが育まれます。
木の実や貝殻や羊毛などの自然界からの贈り物は”本物“に出会う事が大切なこの時期の子どもたちにとって、最高のおもちゃになります。
教師が自分の仕事を片付け始めると、子どもたちも、そろそろ遊びの時間もおしまいだとわかります。おもちゃは元通りの場所へ集められ置かれていきます。
子どもたちは同じものを集めるのが大好き。片付ける事も遊びの延長のような楽しい時間です。
みんなで輪になって動きます。生活の中にある仕事や季節の営みをテーマに言葉や歌に合わせて身体を動かすリズム遊びです。カエルになったり、お百姓さんになって畑を耕し種をまきます。
砂場でトンネルを掘ったり川を作ったり、夏にはどろんこ遊びを楽しみます。
先生から花がらや葉っぱをもらい、美味しいご飯のできあがり。
日の温かさや肌で感じる風、砂や水の感触
草花の香り、虫との出会い
友だちと上手く遊べない時も遊びのきっかけを与えてくれる自然の力
雨の日でも戸外の空気をすいに外へ出かけます。レインコートを着て雨帽子をかぶり散歩です。かたつむりを見つけたり水たまりで遊んだり楽しい時間です。
繰り返し何日も同じ話が語られます。子どもは同じお話を聞くことで、深く深くお話の世界に入っていきます。自分のファンタジーの力で主人公の行動を追体験していくことは子どもの喜びです。
教師が語りながら人形を動かします。柔らかな色彩の中で演じられるシンプルな人形劇は、子どもたちの心に溶け込んでいきます。
食べる事は身体の成長に直接かかわります。何を食べるかは大切ですが、どんなふうに食べるかも同じように大切にしたいものです。
友達と食べる事は楽しい経験です。花が飾られて整えられた食卓を囲み歌を歌い食べ物に感謝します。
幼稚園・幼稚園類似施設は降園
保育園はお昼寝や午後遊びなどを経て降園
誕生を祝います
その子が生まれた日に皆で誕生を祝います。 先生からのプレゼントをもらい特別なおやつを頂きます。父母が産まれた時の話をしてくれます。
教師の誕生日も同じように祝います。 1年の間に、子どもの数と教師の数だけクラスでは誕生を祝う会が持たれるのです。
とても大切で特別なお祝いの日です。