海外からのご挨拶

ゲーテアヌム 教育セクション 元代表

クリストフ・ヴィーヒェルト

Christof Wiechert

■ 皆さんの活動に心からのエールを送ります

教育は誕生とともに始まり、大人になると「自己教育」へ移行します。

成長しつつある人間が「外からの教育」を必要とする時期、つまり子ども時代は、世界にとって決定的な意味をもっています。

教育を受けられない、または不十分にしか受けられなかった人は、自分自身を教育することが困難になります。 そして、自己教育とは、人生をきわめていくことを意味します。

ですから、日本の教師、教育者の皆さんが、就学前の幼児期と学童期をひとつの有機的な全体として捉えておられることは、私にとって非常な喜びなのです。 樹木がその「根」から生長するように、子どもはひとつの有機的な教育のなかから成長していくのです。

今日では、教育が子どもを弱めること、病気にすることもありえます。 だからこそ、私たちには生命力を高める教育が必要です。

今日の教育は、学習を通して、人間に「生きるための健康」をもたらすものでなければなりません。

日本のシュタイナー(ヴァルドルフ)幼稚園と学校は、そのような目的に向かって、共同作業を試みようとしています。 そこには、ヴァルドルフ教育の課題は「治療をもたらす教育」という可能性を実現することだという考えがあります。

シュタイナーの人間学は、そのような努力のための基盤となるものです。

芸術としての教育、つまり教育芸術は、日常生活における学びを通して実現されていきます。

日本の幼稚園運動と学校運動が、この課題に共同で取り組もうとされていることに、私は感謝しています。

皆さんの活動に心からのエールを送ります。
クリストフ・ヴィーヒェルト